往還=往復  神楽を舞った、足が痛いしかし不思議に悪くはない。

生まれて三十三日の宮参り、田舎は特に神仏を大事にする、当然ながら田舎は現在でもその習慣は守られている、仏の道を踏んで生涯を暮らそうと思えば、他の宗教には迷ってはいけない筈である、だから自分は神様を信仰として生きている心算はない、日本の神様は信仰の対象になると思ってはいない、何故かならば、神に何かを直接お願いしたことが有るだろうか。ところが田舎での生活の中には無意識の中に殊更関係があるのである。一番に百姓農家の者は少なからず神様との拘わりを常に関係してきた。本心から神にお願いをしてそれが叶えられたかと云うと、先ず無いのである。云わば根拠のない念願を充てにした神頼みは敢えて言えば全く無駄である。しかしこの時代でもそれは中々廃されない、こんな事に悩まされる人間が居るんだね。