往還=往復  伝承、伝統、地域社会の文化に思う、(1)

世はグローバル社会、その中のIT産業による文化の変化も当然猛スピードで変化している、自分の人生の中で社会の構造が崩壊していく様な日々であると感じ始めて、とうとうここまで来たか。と思うことを少々綴ってみたしかし決して悲観すべきでない地区もある。ここ約一週間地区の伝統の神事が続いた。

自分の生まれ育った氏神様の神幸祭のお神楽の練習に約8kmの道のりを5日間通ったこの地域はダムで移転を余儀なくされた過疎の残留集落である。お神楽を伝承しようと集落の熱心な取り組みをしている。舞手さん奏楽さんも男女一緒に猛練習。地区外に住んでいる人も遠くは車で一時間も掛けて練習に来て呉れている、その人数4~5人居る。地区では区長さんをはじめ神楽保存会会長、会員さん挙って練習に励んでいる。この様にして氏神様への奉納精神が連綿として繋がっている、古代大和から氏神様の存在は地域の皆様には心の拠り所であり、且つ人々の暮らしの中に近代社会を形成して秩序ある人間味のある健康な現代社会がるのだと思う。