往還=往復  伝承、伝統、地域社会の文化に思う  (2)

自分の住んでいる所は何の変哲の無い我田引水型、極々自己満足型の純情な地域である。であるが故に、周りの事、もっと言えば社会のメリハリには関心がない、取り残されては文句は言う、たとえば、バッタを追って、バッタが逃げてから逃げた事を他人の所為にする。それでいて、そのバッタを捕えた人を恨み誹謗中傷する。大昔の席巻文化が根着いている様に感じる。今年の神幸祭のお神輿が各家庭を廻ってきた。当然ながらお神様と掻き手の人や着き手の人に接待は欠かせない行事として居る、飲み物や料理を細やかではあるが精一杯出した心算であっが、正副区長、2名の総代役さんは接待の応援と神輿の見守りを一生懸命やっているのに、余の3人は5^6メートル離れた所で向こう向きになり最後まで我が家の庭の土を踏まなくて、立ち去ったのである。その時思ったことは、たとえ俺に恨み辛みが有ろうが無かろうが、お神様の巡業のお役目で有りながら、その無神経さに驚いた。担ぎ手の人は手を神輿から離して飲み物や料理を食べているのに、若し万が一神輿が倒れでもしたらと心配であったのである。